2018年07月30日
最初の仕事はマッシュポテト‼️
はじめての厨房の仕事はシドニーのオーストラリア軍の兵舎だった
俺25歳
その兵舎には厨房が2つ
士官のための高級なメス(オフィサーズメス)
下士官(ヤンキー)たちのためのメスがある(サージェントメス)
おれは当然ガラの悪い一般兵士のほうだ
最初の仕事は付け合せのマッシュポテトづくり
そうここでは何を作ってもクレームがない
ランチタイム時間が来るとお腹を空かせた兵士が並ぶ
《毎日毎日同じものを作り上がって、、、》
本気と冗談の両方の意味のファッキンを叫ぶのが習慣
ただ黙っておとなしく、ご馳走様を言うような奴らではない
ワンプレートにステーキにマッシュポテト、人参にグリーンピース
料理としての彩は最低限満たしています
そしてパンはテーブルの上に
肉はときどき変わるがその他はほとんど変わらない
ステーキソースはファッキン“グレービーソース”
すぐ飽きた❗️
俺の仕事も毎日一緒だった
自動ジャガイモの皮むき機を回すことから始まる
回しすぎるとジャガイモが小芋ぐらいになるシロモノ
もちろんコックも兵士だ、、志願したのかどうかは知らないが
美味しいものを作ろうなんて気概は微塵もない
メニュー1種類の学食に近い
ここで覚えたことは
《空腹は最大なコックなり》
腹が空いてたらなんでも美味いぞ❗️
ある日黒板にこれを英語で書いたら
皆が笑ってくれた、、その時から仲間になれた気がした
このビクトリアバッラクスが俺の職場だった
毎日この門をくぐって行く
入り口には衛兵が立っている
ぐっどもーにんぐ❗️
ここに半年もいようとはそのときは思わなかった
(不定期につづく)
Posted by ぶー長 at 05:57│Comments(0)│とんとん日記
コメントフォーム